フィールド

九十九島の海

九十九島(くじゅうくしま)は、昭和30年に西海国立公園に指定されました。総面積は2464haにもおよびます。人工の手が入らない美しい海岸線が続き、いくつもの島が優しい表情を見せてくれます。この天然の創作芸術を舞台に、無人島へのカヤックツアーや、散策探検などを愉しみます。


●里山エリア

素朴で手つかずの風景や田舎道が多く残っている“海風の国”。人知れず、生活の道として残る古参道は、パワースポットへいざなってくれ、地図には残っているけれど今では緑に覆われている廃道を、あえて探検してみたり…。平戸藩主である観中公とゆかりの深い場所も掘り起こします。


● 山エリアでキャンプも

コンパクトな市街地を一望できる隠居岳(かくいだけ)をはじめ、ほどよい低さの山々をフィールドにして歩きます。特にアクセスの良いこの隠居岳では、ダッチオーブンを使った男の料理に挑戦してもらいます。さらに、ハンバーガー作りも体験できます。バンズ(パン)を粉から手ごねで作る、驚きの体験を準備して待ってます。


●まちなかを探検気分で

小さなまちには、小さなまちなりの、愉しさがあります。たとえば、路地から路地のミラクルなおもしろさや、限界ギリギリの生活空間をいく路線バスのスリル感や、40秒の電車の旅のおちゃめさなどなど。市民ガイドが地図のあっちこっちを縫うようにご案内します。120分の、まちなかウォークです。


世界遺産候補や文化に触れる

西の端のまちには、島がたくさんあります。その中のひとつである「黒島」は、私達のフィールドのひとつです。美しい緑、素朴で暖かい人々、島の中心にある、明治時代に建てられた堂々たる教会。「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」に名を連ねている教会です。特別にしつらえてもらう「島飯(しまめし)」が、これまた絶品 !


小説「坂の上の雲」をひもとく

司馬遼太郎著『坂の上の雲』の舞台となった地が、ここにもあります。明治維新後、世界に肩を並べようと必死だった時代の象徴である日露戦争を、4人の青春群像として描き上げた超大作。その片鱗がこのまちもあります。明治のころにまつわる地元のまち歩きをしながら、小説の一遍をひもとく、マニアックなツアー展開のフィールドです。